髪用ブリーチ剤

髪の色素を抜く

美容院

ヘアカラーを語る際には欠かせないのがブリーチ剤です。 食事中でも人の髪の毛の色が気になって仕方がない、というほどヘアカラーに興味を持っているような人なら一度くらいは自分でブリーチをしたことがあるでしょう。 ブリーチ剤は美容室でも使われますが、一般人でも入手可能で自宅で使用することもそれほど難しい薬品ではありません(上手に使うとなるとかなりの技術を要しますが)。 最近ではブリーフという単語も流行っていますが、それとは全く違うものですので間違えて使わないように気をつけてください。 ヘアカラーを変えてイメチェンするのにブリーフは不必要ですし、美容室で若い女性がブリーフを連呼するのはあまり見たい光景ではありません。 男性でも同じことで、女性スタッフ相手に男性客がブリーフブリーフ連呼したらセクハラ同然の行為になりますので自重しましょう。 ブリーチ剤は髪を染めるときによく使われますが、実際には色を付けるためのものではなく色を落とすための薬剤です。 髪の色素を分解して脱色し、その後の工程で色を付けやすくする役割を持ちます。 脱色することで髪の色を黒から茶に、茶から黄に、黄から白髪にと変化させることが出来ますので、髪の毛を染める=脱色する、という意味で使うのであればブリーチだけでもヘアカラーを変えてイメチェンすることはもちろん可能です。 ですが髪の毛の色素を落としてヘアカラーをチェンジさせることは出来ますが、逆に色を濃くすることはできません。 黒髪から茶髪のように薄い色へするだけですので、それ以外の色にしたければカラー剤を使って髪の毛の色を染めることになります。 ブリーチで色を落とす場合、髪の色の明るさは施術時間の長さで調節することになりますので、美容室でプロにやってもらうのではなく自宅で自分で施術するのなら、どこまで色を落とすかの調整は慣れていなければ難しいかもしれません。 色が落ちすぎるのが心配でビクビクしすぎて早めにやめてしまったら、思ったよりも色が落ちてなくてガッカリというパターンもありますし、逆にしっかりやろうと時間をかけすぎたら 予想以上に色が落ちてしまった、さらにパサパサに傷んでしまってこんなんじゃ外を歩けない、という失敗例も多数あります。 夜遊びから帰ってきて寝不足の時にブリーチしたらうっかりそのまま転寝してしまい、目が覚めたら髪の毛が真っ白になっていて、なんじゃこりゃ!という経験をしたことのある人もクラスに1人はいるはずです。 美容室へ行くお金がなかったり、自分でできるなら美容院でやるのはもったいないと自力でブリーチをする若い人は後を絶ちませんが、失敗しても悔やまない強いハートがなければ 素直に美容室に予約の電話を入れるのが無難です。 髪の色だけならともかくそこそこ強力な薬品ですので、使い方が悪いと髪の毛へ大きな負担をかけることになり、パサパサでボロボロの髪の毛になってしまいます。 またあまり周知されていないことですが、美容室で使われているブリーチ剤と市販されていて誰でも入手可能なブリーチ剤では、性能が同じではないという話です。 市販されているブリーチ剤のほうが髪の毛に与えるダメージが大きく、その分扱いも慎重でなければならないので、やはり綺麗に脱色したり美しい髪の毛を維持したいのであれば 美容室で相談してヘアカラーを考えたほうがよいでしょう。 ただ色を落とすだけなら自宅でブリーチすれば簡単にできるでしょうが、自分のイメージしたヘアカラーにしてオシャレにイメチェンしたい、出来るだけ髪の毛を傷めることなくお姫様のように 高貴なヘアースタイルにしたい、というのなら多少の出費はやむをえないと考えて美容院のスタッフに頼みましょう。