髪のカラーリング

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美容師

髪の毛に色を付けるカラーリングは何種類かあり、髪の状態によって使い分けることができますので自分の髪の毛を眺めながらどの方法にするかを決めましょう。 アルカリ性カラーを使うのが一般的なカラーリング法で、毛髪の中のメラニンを分解してそこに色素(カラー)を入れる方法です。 ブリーチ後の明るい髪の毛なら薄めの色でも美しく発色して施術後の色持ちも長く 続きますが、それでも時間がたつと少しずつ色素が抜けていきます。 また過剰なブリーチなどで傷んでいる髪だと表面のキューティクルが剥がれて、色素が抜けやすくなってしまいます。 キューティクルは髪の毛をコーティングする役目を持っており、これが上手に機能していない髪の毛はツヤもなく中の色素も抜けやすくなります。 アルカリ性カラーは特にブリーチした髪の毛に有効な方法ですので、これを使ったカラーリングはブリーチで髪の毛を傷めることにもなります。 ブリーチだけでなくアルカリ性カラーの使用も髪の毛を傷める原因になりますので、両方行うこのイメチェン方法は美容室で行ったほうがいいでしょう。 自宅で自分で行うこともできますが、髪の毛へ与える負担を考えるとあまり得策ではありませんし、染色後のケアのことも考慮すると自分ひとりでは大変な作業になります。 ここで手を抜いたらせっかくヘアカラーを変えて華麗にイメチェンしても、すぐにみずぼらしい髪の毛になってしまいます。 美容室でやってもらえば3ヶ月位は美しい髪の毛を維持できますが、もし途中でもとに戻したくなったりカラーチェンジをしたくなった場合、染め直しをするか自然に髪の毛が伸びてくるのを待つことになります。 ブリーチを使わないでヘアカラーを変える場合には、アルカリ性カラーではなくヘアマニキュア(酸性カラー)を使います。 これは髪の毛の内部から染めるのではなく表面に色を付ける方法です。 キューティクルの上から色素をコーティングすることになり、わかりやすく例えるとポッキーの表面に塗られたチョコのようなものです。 髪の毛がポッキーの本体部分のクッキーで、ヘアマニキュアはチョコです。 発色は弱いので元が黒髪だとコーティングしても大きく色が変わったようには見えず、あまり派手な印象を与えることはありません。 また表面に塗ってあるだけですので内部から染めているアルカリ性カラーよりも色落ちしやすいのが難点で、激しくシャンプーをするだけでも徐々にコーティングは剥がれ落ちていくので注意が必要です。 髪の毛の表面に塗るマニキュアですので髪へダメージを与えて傷める心配はあまりありませんが、色落ちしやすい性質のため一ヶ月も経たないうちに色落ちが始まり、 なんらかの対処をしないとみっともない色彩の髪の毛へなってしまいます。 そしてこれはプロが使う技ですが、ブリーチとヘアマニキュアを組み合わせた強力な合体技も美容室には存在します。 ブリーチ剤で色を薄くした髪の毛に、黒髪にでも使えるように開発された濃い目のカラーのヘアマニキュアを使う、という方法です。 この技を使えばヘアマニキュアの色を存分に表現したヘアカラーにすることが可能で、アルカリ性カラーではとても出せないような派手な色にすることだってできるのです。 そこそこ色の付いている髪の毛に塗るはずのヘアマニキュアを、色を落とした髪の毛に塗るのですから染料の色がそのままヘアカラーになるようなものです。 ただし本当にド派手な色になりますので、普段の生活に支障をきたさないか慎重に考えて、問題がありそうなら長期休暇など限られた期間だけでひっそりと楽しんだほうがいいでしょう。